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vol.105 バス 森雅史

バス 森雅史

ローム ミュージック フェスティバルに出演
リレー コンサートCでモーツァルト・ガラ
「すばらしいチャンスをいただきました」

 「ローム ミュージック ファンデーション」から奨学金などさまざまな支援を受けた「ローム ミュージック フレンズ」が年に1度、京都に集う「ローム ミュージック フェスティバル2021」が4月24日(土)、25日(日)にロームシアター京都で行われる。
 25日のリレーコンサートCに出演するバス歌手、森雅史もその1人。新国立劇場オペラ研修所を修了し、イタリアに留学した。はじめ文化庁の海外研修で、その後、ローム ミュージック ファンデーションの在外研究援助を受けた。
 「2010年と11年です。ロームの支援は非常に助かりました。ボローニャ歌劇場のオペラ研修所にいたのですが、さまざまな劇場のプロダクションのオーディションを受けるのです。支援があることで、オーディションを諦めることはありませんでした。調べものをするために図書館に通ったり、美術館に行ったりできたのも支援があったからです。名古屋音楽大学で教えているのですが、イタリアでのこうした経験は現在の教育活動にも役立っています」
 2011年のボローニャ歌劇場の来日公演で、ベッリーニ「清教徒」の城主ヴァルトン卿役で出演した。その後、ドイツ・ドレスデン州立歌劇場のユンゲス・アンサンブル・メンバーとして活躍。18年、藤倉大のオペラ「ソラリス」日本初演に出演するなど公演活動の一方、名古屋音楽大学准教授として後進の育成にあたっている。
 「自分がヨーロッパで経験したことを、現代の学生に即した形で、咀嚼そしゃくして伝えています。履歴書や録音を送ってオーディションに漕ぎ着ける…というヨーロッパでの競争への参加の仕方などです。世の中の変化と連動して、歌劇場のシステムも目まぐるしく多様化しています。多くの劇場では財政難から、歌手の若年化が進んでいますが、見方によってはこれはチャンスです。日本の才能溢れる若手歌手の皆さんの活躍の為に、私の経験が活かせたらと思います」
 出演するリレーコンサートCは「歌手と器楽奏者による『モーツァルト・ガラ・コンサート』Vol.2」(25日午後2時半)。
「フェスティバルには初めて参加します。24日の『椿姫』を演出する田尾下たおした哲さんと話をする機会があったのですが、このコロナ禍の中でコンサートができることは素晴らしいとおっしゃっていました。歌と器楽を一緒に聴ける機会はあまりありません。素晴らしいチャンスをいただきました。いろいろな作品を楽しんでください」と話した。

Masashi Mori

国立音楽大学卒業。東京藝術大学大学院、新国立劇場オペラ研修所修了。第39回イタリア声楽コンコルソシエナ大賞受賞。ボローニャ歌劇場オペラ研修所を経てサン・カルロ歌劇場、カリアリ歌劇場、ヴァッレ・ディトリア(マルティーナ・フランカ)音楽祭などに出演。「清教徒」(ボローニャ歌劇場来日公演)ヴァルトンで出演。名古屋音楽大学准教授。二期会会員。

ここで聴く

ローム ミュージック フェスティバル2021

4月24日(土)、25日(日) ロームシアター京都

リレー コンサートC
歌手と器楽奏者による「モーツァルト・ガラ・コンサート」Vol.2

25日 14:30 ロームシアター京都サウスホール (有料ライブ配信も有)

歌劇「フィガロの結婚」 より “恋とはどんなものかしら” (鷲尾、浜野)/
“もしも踊りをなさりたければ、伯爵様” (森、浜野)/“5・・・10・・・20・・・30” (鷲尾、森、浜野)/
“恋人よ早くここへ” (鷲尾、浜野)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527より “窓辺においで” (森、浜野)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527より/戸田有里子 編(鷲尾、森、三浦、浜野、吉田、神谷、礒、赤坂、中木)、他
鷲尾麻衣(ソプラノ)、森雅史(バス)、三浦友理枝(ピアノ)、浜野与志男(ピアノ)、
神谷未穂(ヴァイオリン)、礒絵里子(ヴァイオリン)、 赤坂智子(ヴィオラ)、中木健二(チェロ)、
吉田誠(クラリネット)、 朝岡聡(ナビゲーター)

■問い合わせ:エラート音楽事務所 (電話)075-751-0617