ローム ミュージック フェスティバルに出演
リレー コンサートCでモーツァルト・ガラ
「すばらしいチャンスをいただきました」
「ローム ミュージック ファンデーション」から奨学金などさまざまな支援を受けた「ローム ミュージック フレンズ」が年に1度、京都に集う「ローム ミュージック フェスティバル2021」が4月24日(土)、25日(日)にロームシアター京都で行われる。
25日のリレーコンサートCに出演するバス歌手、森雅史もその1人。新国立劇場オペラ研修所を修了し、イタリアに留学した。はじめ文化庁の海外研修で、その後、ローム ミュージック ファンデーションの在外研究援助を受けた。
「2010年と11年です。ロームの支援は非常に助かりました。ボローニャ歌劇場のオペラ研修所にいたのですが、さまざまな劇場のプロダクションのオーディションを受けるのです。支援があることで、オーディションを諦めることはありませんでした。調べものをするために図書館に通ったり、美術館に行ったりできたのも支援があったからです。名古屋音楽大学で教えているのですが、イタリアでのこうした経験は現在の教育活動にも役立っています」
2011年のボローニャ歌劇場の来日公演で、ベッリーニ「清教徒」の城主ヴァルトン卿役で出演した。その後、ドイツ・ドレスデン州立歌劇場のユンゲス・アンサンブル・メンバーとして活躍。18年、藤倉大のオペラ「ソラリス」日本初演に出演するなど公演活動の一方、名古屋音楽大学准教授として後進の育成にあたっている。
「自分がヨーロッパで経験したことを、現代の学生に即した形で、
出演するリレーコンサートCは「歌手と器楽奏者による『モーツァルト・ガラ・コンサート』Vol.2」(25日午後2時半)。
「フェスティバルには初めて参加します。24日の『椿姫』を演出する
国立音楽大学卒業。東京藝術大学大学院、新国立劇場オペラ研修所修了。第39回イタリア声楽コンコルソシエナ大賞受賞。ボローニャ歌劇場オペラ研修所を経てサン・カルロ歌劇場、カリアリ歌劇場、ヴァッレ・ディトリア(マルティーナ・フランカ)音楽祭などに出演。「清教徒」(ボローニャ歌劇場来日公演)ヴァルトンで出演。名古屋音楽大学准教授。二期会会員。
ローム ミュージック フェスティバル2021
4月24日(土)、25日(日) ロームシアター京都
リレー コンサートC
歌手と器楽奏者による「モーツァルト・ガラ・コンサート」Vol.2
25日 14:30 ロームシアター京都サウスホール (有料ライブ配信も有)
歌劇「フィガロの結婚」 より “恋とはどんなものかしら” (鷲尾、浜野)/
“もしも踊りをなさりたければ、伯爵様” (森、浜野)/“5・・・10・・・20・・・30” (鷲尾、森、浜野)/
“恋人よ早くここへ” (鷲尾、浜野)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527より “窓辺においで” (森、浜野)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527より/戸田有里子 編(鷲尾、森、三浦、浜野、吉田、神谷、礒、赤坂、中木)、他
鷲尾麻衣(ソプラノ)、森雅史(バス)、三浦友理枝(ピアノ)、浜野与志男(ピアノ)、
神谷未穂(ヴァイオリン)、礒絵里子(ヴァイオリン)、 赤坂智子(ヴィオラ)、中木健二(チェロ)、
吉田誠(クラリネット)、 朝岡聡(ナビゲーター)
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